班活動
【イベント情報】ベルリンにおける記憶のあり方:国際関係と地域政治の交差点

現在ヘルムート・シュミット大学の民主的レジリエンスセンター・市民教育部門ディレクターを務めるBabis博先生が、日本に到着されました。Babis先生はドイツのイエナ大学・和解学研究センターで博士号を取得し、これから2ヶ月余り、日本に研究滞在予定です。Babis先生は、国際安全保障政策と紛争研究をご専門にされながらも、「記憶」の視座からの研究も行っております。この度、2025年6月29日に、Babis博士を登壇者に以下の研究会が、ジェンダー&エスニシティ班の主催で実施されます。また8月1日には、オスマントルコ帝国の脱植民地化とギリシャ国民の誕生について、グローバルヒストリー班の主催でご発表いただく予定です。こぞってご参加ください。
日時: 2025年6月29日(日)14:00〜17:00
形式: ハイブリッド開催(対面およびZoom)
対面会場: 早稲田大学 早稲田キャンパス 14号館9階 960教室
※教室は変更になる可能性があります。変更があった場合は、6月28日までにメールにてご連絡いたします。
使用言語: 英語
主催: 早稲田大学 国際和解学研究所
参加登録: こちらをクリック
発表者

チャラランボス(バビス)・カルプチシス(Charalampos (Babis) Karpouchtsis)博士は、ギリシャのテッサロニキ出身。ベルリン自由大学で政治学を学び、英国バース大学でヨーロッパ政治の修士号(M.A.)を取得しました。2023年にはイエナ大学・和解学研究センター(Jena Center for Reconciliation Studies)にて博士号を取得。2022年より、ハンブルク連邦軍大学(ヘルムート・シュミット大学)政治学部に勤務し、民主的レジリエンスセンターにおいて市民教育部門のディレクターを務めています。専門は国際安全保障政策と紛争研究です。
博士論文『古傷と新たな外交政策?ドイツとギリシャの“殉教コミュニティ”―認識と和解の狭間で (Old Wounds, New Foreign Policy? Germany and Greek Martyr Communities: Between Recognition and Reconciliation)』はSpringer社から出版され、2024年にはドイツ南東欧協会よりフリッツ&ヘルガ・エクスナー財団博士論文賞を受賞しました。