メンバー

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和解学を共に研究するメンバーたちです。

グローバルヒストリー安全保障と人権

パウ・シアン・リアン

Pau Sian Lian

Pau Sian Lian

早稲田大学現代政治経済研究所 特別研究所員

主な研究業績3点

  • Lian, Pau Sian., “Federalism in Myanmar” . Published in May, 2023 by Lexington Books: An imprint of The Rowman & Littlefield Publishing Group.
  • 早稲田大学大学院政治学研究科(博士後期課程)にて2019年Dean’s Academic Prize受賞
  • 優等位の成績を修め2016年コーディリエラ大学(フィリピン)開発管理修士号取得

専攻分野

連邦制、民族紛争、比較政治学

目指す研究者像

エビデンスに基づく解決策を提供し、一貫して公共政策に影響を及ぼす実践的な研究者を目指す。

研究テーマ(プロジェクトのキーワードである「普遍的価値」および「集合的記憶」と自身の研究の関連性を検討する)

ミャンマー革命後の和解設計に関する国際規範、価値観、実践と、それぞれの適用性が研究テーマである。2021年のミャンマー革命後3年間は、国家行政評議会(SAC)の残酷で非人道的な行為により、軍と民衆間の憎しみ、苦痛、不満、復讐への思いは頂点に達した。このような状況で新たな国家を建設するとき、正義と公正を守り、国民が負った傷を癒しながら、現状に合わせた和解の枠組みを設計することが重要である。

したがって本プロジェクトにおける自身の研究目的は、なぜ革命後に和解が必要なのか、そしてどのような和解モデルがミャンマーに適しているのかを明らかにすることである。そのため、ミャンマーの政治変化と革命現象を丹念に観察し、革命後2023年に国民統一顧問評議会(NUCC)が公表した移行期正義政策を研究し、和解設定に関する自国以外の先行研究を調査し、概念理解に積極的に取り組んでいる。

提出用ワーキングペーパー仮題目

“Towards Peace and Justice: Reconciliation Strategies for Post-Revolution Myanmar”(革命後ミャンマーにおける平和と正義の実現に向けた和解戦略)