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和解学に関連するイベントをご紹介します。

和解学週間(毎年2月末)

グラック教授ワークショップ2025(記憶・歴史・和解)

国際先導研究プロジェクト
「普遍的価値と集合的記憶を踏まえた国際和解学の探究」

【日時】2/28(金)・3/1(土)
【方式】ハイブリッド 対面会場は大阪大学(吹田キャンパス)

一九九〇年代以降のグローバリゼーションの時代における「記憶」の主題化について問題意識をもつ歴史学者キャロル・グラック教授(米コロンビア大学名誉教授・第6回日本研究国際賞受賞)をお招きし、本プロジェクト「哲学・心理学班」を中心とする若手研究者を対象としたワークショップを行う。これまでの班活動で議論されてきた哲学・心理学の方法論や概念を土台に、グラック教授による歴史学からの知見と合わせ、国際和解学という新しい領域へアプローチする方法を探求する。また将来の研究書籍出版を視野に入れた今後のプロジェクト計画についてご指導いただく。

キャロル・グラック教授

ワークショップ概要

  1. グラック教授をお招きし、プロジェクト内公開のワークショップを行う。若手が発表する研究論文にグラック教授より講評(批評と助言)をいただき、議論を行う。
  2. グラック教授には、若手研究者の研究論文を開催一週間前(2月21日)までに送り、査読いただく。
  3. 開催後、若手研究者はグラック教授からの指導によって得られた知見について各自概要と考察をまとめ提出する。

【スケジュール】東京・大阪時間

2/289:00-9:10オープニング(司会:野尻英一教授)
9:10-9:50眞田航
ナショナリズムに未来はない: 偶然性の政治哲学
9:50-10:30ドリンシェク サショ
記憶の享楽
10:30-11:10常石憲彦
綻ぶ器: 快復あるいは逸脱への笑いを探って
11:10-11:50井上瞳
沈黙を生きる: 性暴力とトラウマの現象学に向けて
11:50-12:50総合指導
(全体講評30分+質疑応答30分)
3/19:00-9:10オープニング(司会:野尻英一教授)
9:10-9:50米沢竜也 
韓国における国民的記憶の構築と競合-東学農民戦争を事例に-
9:50-10:30曲揚
記憶と戦争: 東アジアの和解における戦争認識問題
10:30-11:10阪野搖 
感情の両義性-林達夫を素材として-
11:10-11:50客本敦成
応答可能性、あるいは同一性の変化の契機:〈ひきこもり〉を超えて
11:50-12:50総合指導
(全体講評30分+質疑応答30分)